安曇野市堀金で農業をしてるあづみのうか浅川です。

私たちがパン用のコムギの栽培を始めた頃は安曇野市内で栽培している人はほとんどいなかったのでとても苦労しました。それまでは長野県内でも土質が粘土質の土目でなければ作れないといわれていたので、砂壌土の土目が多い安曇野地帯では不向きと言われていました。そんな悪い条件の中でも肥料の量や散布時期を県の農業改良普及センターの方にアドバイスを頂きながら試行錯誤しながら栽培をしております。

なぜ、悪条件の中でもパン用のコムギにこだわったのかといいますと、安曇野市内にはパン屋さんが多くありそういった方々に使って頂き、その先のお客様に安曇野の農産物を楽しんで召し上がって頂きたいと思ったからです。

現在栽培している「ゆめかおり」というパン用コムギは、パン用という事もありタンパク含有量が多い方が喜ばれます。その含有量を増やすために追肥のタイミングがとても重要になってきます。そのタイミングを逃さないためにも観察をしてコムギの生育に気を配っております。また、コムギの栽培期間中は農薬の使用はしておりません。収穫までの間様々なリスクはありますが、お客様の事を想い農薬の使用はしておりません。

最後に、私たちの想いを紹介させてください。私たちは安曇野で栽培された農産物を通じて一人でも多くの方に安曇野を知って頂き、来ていただき元気になってほしいという想いがあります。

もちろん農産物を食べて頂き、体も元気に、そして安曇野で癒されて心も元気に!